中外製薬は「Too big to grow」の呪縛が強まるとされ、急速に成長する中国勢の台頭で、独自技術だけでは今後の競争を乗り切れないとの見方が示されている。今後は外部創薬技術の活用を強化する方針が取られている。
中国勢の猛追を受け、独自技術だけでは長期的な競争力の維持が難しくなる時代が迫っている。中外製薬は次期大型新薬の創出に対するプレッシャーが高まっており、創薬体制の転換を迫られている。
同社は新薬候補5品目の開発を一斉中止する方針を打ち出し、外部の創薬技術を取り込む体制を強化する方針を示した。これにより、内製中心の戦略から外部連携を軸に置く動きが加速する見込みだ。
独自技術を磨く強みを生かしつつ、何を見切り、何を育て、何を外部から取り込むかを再設計している。中国勢の競争圧力が高まる中で、組織運営と研究開発の新しい勝ち方を模索している。