魚粉依存を減らす新たな一歩として、フィード・ワンはウナギ用配合飼料「神威ZERO」の実用化に向けた開発と試験を進めている。2026年内の発売予定や、社内・現場での試験結果が報じられている。
フィード・ワン株式会社はウナギ用配合飼料における魚粉依存を低減するため、魚粉を使用しない飼料「神威ZERO」を開発したことを公表した。現地の養鰻生産者と連携したフィールド試験を開始し、実際の養殖環境での有効性と課題の検証を進めている。
これまでの取り組みとして、魚粉配合率を60%に低減した「鰻丸」が2016年に、40%に低減した「エシカル」が2023年に製品化され、現在は無魚粉飼料の実用化へ向けた研究が続けられている。
社内試験は2026年8月〜10月に実施され、エシカル(魚粉40%)と従来飼料を比較した結果、日間摂餌率は同等以上で、飼料効率は従来品を下回る傾向が確認された。フィールド試験は九州の養鰻現場で約38,000尾を対象に2カ月間実施され、無魚粉飼料の成長倍率は両区で約2倍となり、摂餌は確認された。
今後は2026年内の発売を目指し、現場試験を通じた性能向上と普及拡大を図る。無魚粉飼料の実用化に向け、原料構成や配合設計、製造条件の検証を継続する。テレビ番組での紹介もあり、持続可能な養殖の一環として注目されている。