西松建設が山岳トンネルの装薬作業を自動化するため、遠隔装薬装置へ爆薬を自動供給する新システムを開発した。発表は2026年10月21日のプレスリリースに基づく。
山岳トンネル施工の装薬作業を自動化する新たなシステムとして、遠隔装薬装置に対する爆薬の自動供給機構が開発された。従来は装薬孔ごとに作業員が手作業で爆薬を供給していたが、これをロボットアームを用いて自動で行える構成となっている。
開発背景としては、Tunnel RemOS(トンネルリモス)を核とする無人化・自動化施工の取り組みの一環で、切羽天端から45度程度の範囲に作業員が入らずに装薬作業を行える遠隔装薬装置の実現を目指している点が挙げられる。現場実証では、切羽を無人化した状態で装薬作業が可能であることが確認された。
現場実証の対象は北海道新幹線の渡島トンネル(台場山)工事で、無人化された状態で装薬作業を実施できることが確認されたと説明されている。これにより、従来の作業手順の自動化に向けた実証的成果が示されたとされる。
今後は遠隔装薬装置への爆薬自動供給システムの実用化を通じて、山岳トンネル施工の完全無人化・完全自動化に向けた取り組みを進める方針が示されている。