中外製薬の井川智之研究本部長ら3名が血友病Aの二重特異性抗体の発明で米Lasker財団の臨床医学研究賞を受賞。井川氏はヘムライブラのアミノ酸改変で安定的な大量生産を実現し、次世代抗体のモダリティ創出をリードしてきた。
2026年9月、中外製薬の服部有宏氏、北沢剛久氏、井川智之氏の3名は、血友病Aの治療に用いる二重特異性抗体の発明で、米Lasker財団からラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞を受賞した。井川氏は受賞対象となった血友病A治療薬のヘムライブラ(エミシズマブ)のアミノ酸改変により、安定的な大量生産を可能とした点が評価された。
さらに井川氏は、リサイクリング抗体をはじめとする新規抗体モダリティの創出に取り組み、次世代抗体の創薬プラットフォーム構築をリードしてきた人物として紹介されている。現在は中外製薬の研究本部長を務め、オープンイノベーションの強化など研究開発の変革についての見解が語られている。