東京市場では円が157円半ばで小動き。米イラン協議の進展期待と原油急落を背景にドル円はレンジ内で推移し、ドル高・円安の動きが観測された。
23日の東京外国為替市場で円相場は157円半ばで小動きとなった。午前10時時点の1ドルは157.58円で、ニューヨーク市場の終値157.39円に比べ約0.19円のドル高・円安水準となり、介入警戒感を除けば円買い材料は乏しく、緩やかにドル買い・円売りが進んだ。
前日のニューヨーク市場ではトランプ米大統領が米政権とイランの協議を「うまくいった」と述べたとの報道が伝わり、地政学リスクの後退が意識された。ドル円は156.83円から157.78円のレンジで推移し、157円半ばを中心とした小幅な振幅にとどまった。
米イラン協議の進展期待は原油相場にも波及し、WTI原油先物は前日比で約4.5%下落して90ドル台に沈んだ。サウジアラビアの原油輸出回復期待も重なり、原油価格は節目の100ドルを割り込んだまま推移。米10年債利回りも5%を下回る水準まで低下した。
ユーロはユーロドルでこう着し、東京市場午前10時時点で1ユーロ=1.1446ドル。ユーロ円は小幅高で180.39円まで上昇し、ドル円の上昇に連れて1ユーロ=180.39円程度まで買われた。ドルインデックスは100.4台で高止まりが続く。
韓国市場ではドルウォンが急落し、前日比22.8ウォン安の1ドル=1358.2ウォンで終えた。原油急落とリスク選好の回復が背景とみられ、株式市場ではナスダックが史上最高値を更新。KOSPIは7000の大台を維持した。