サスメドはDTxプロダクトの開発パイプライン拡充やDTxプラットフォーム事業の契約拡大を推進しているほか、共同研究や海外展開の検討を進め、成長戦略の具体化を進めている。
サスメドは成長戦略として、DTxプロダクト事業の長期収益最大化を目指し開発パイプライン件数の拡充と臨床試験の進捗を推進している。またDTxプラットフォーム事業では、契約件数の拡大と新サービスの拡充を通じた収益の継続的・累積的な増加を目指し、医療機関・学術研究機関・製薬企業などとの共同研究・アライアンスの推進を進めている。海外展開については法令・保険償還・市場規模・競合の有無を複合的に判断し、進出国を選定する方針を示している。
共同研究の事例として、2022年5月にNCNPと「データ蓄積と利活用のための個人情報非特定化手法の開発とデータ加工技術の確立」を開始し、AMEDの事業に採択されたことが報告されている。さらに同年9月には滋賀大学と因果探索基盤技術の確立を目的とする共同研究契約を締結し、CRESTに採択された。さらにNCNPと全世代対応型遠隔メンタルヘルスケアの社会実装を進め、名古屋大学とは精神疾患リスクバリアントに基づく創薬支援の研究を開始するなど、複数機関との連携を進めている。
中長期成長ポテンシャルの評価では、研究開発費用が先行する見込みである一方、DTxの販売開始や検証試験の進捗、SUSMED SDSを用いた治験の実施など、事業展開が本格化しているとの認識を示している。公的資金の活用やサステナビリティ経営の枠組み強化、ガバナンス体制の整備を通じて社会課題の解決と企業価値の両立を目指す方針も記されている。
中長期的には臨床現場の効率化や医療費の抑制に寄与する可能性があるとされ、後続の製品上市に向けた開発進捗に注目したいとの見方が示されている。執筆はフィスコの客員アナリストが担当している。