ツルハHDの2027年2月期中間期は営業利益が前年同期比で9割増となり、ウエルシアの連結やイオンの関連を通じた統合効果で売上高が大幅に伸びた。ドラッグストア3社の業績を最低投資額とともに比較する。
ツルハHDの2027年2月期中間期は売上高が前年同期比128.7%増の1兆2,755億円、営業利益は同92.6%増の547億円となった。既存店売上高は全体で2.5%増となり、上期の統合シナジーは85億円に達し、計画を上回った。ツルハHDは2025年12月にウエルシアHDを完全子会社化し、2026年1月にはイオンの連結子会社にもなるなど、国内47都道府県に5,652店舗を展開する規模となっている。通期予想は売上高2兆5,550億円、営業利益994億円。
マツキヨココカラ&カンパニーの2027年3月期第1四半期は、売上高が前年同期比5.7%増の2,893億円、営業利益が同8.5%増の214億円だった。化粧品・医薬品・プライベートブランドを強みとし、営業利益率は約7.4%となる。サンドラッグの同期間は、売上高が前年同期比3.7%増の2,153億円、営業利益が同1.5%減の121億円で、低コスト運営を強みとする一方販管費の増加が利益を押し下げた。
ツルハHDの中間期の営業利益率は約4.3%で、マツキヨココカラやサンドラッグを下回る。ただし、決算期間の違いにより単純比較は注意が必要で、今後は仕入れ・物流・システムの統合によるさらなる利益率改善が焦点となる。ドラッグストア業界は食品・日用品の集客力と高収益の医薬品・化粧品・調剤事業の組み合わせが利益を左右する。
総じて3社の比較では、ツルハHDは統合効果による売上拡大が有利に働く一方、マツキヨココカラ&カンパニーとサンドラッグは営業利益率や配当面で相対的な優位性を持つ局面がある。今後の統合効果の持続が注目点となる。