28日のニューヨーク市場でドル・円は再び上下の限界を探る動きとなり、157円前後でのもみ合いが続いた。29日も米長期金利の動向と日米の円安阻止圧力の綱引きが続く見込みだ。
28日のニューヨーク市場でドル・円は156円85銭から157円60銭のレンジで推移し、157円41銭で引けた。原油価格の上昇要因として、ホルムズ海峡を巡る米中東情勢の報道と、ダラス連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことが挙げられる。
その後、イラン関連の交渉動向を巡る新情報で原油価格の伸びが鈍化し、ドル買いは一段落したとの観測も出た。26日の動きと合わせ、ドル・円は依然として長期金利の動向と米政策の影響を受けやすい状況が続いている。
29日の本日も方向感を探る展開が続く見込みで、米長期金利の高止まりがドルを下支える一方、日米首脳会談や日米財務相会談で示された円安阻止警戒が上値を抑える構図が続くとされる。中東情勢の影響で原油相場を通じた金利・ドルの波及にも注意が必要だ。
通貨オプション市場では週明けのレンジ突破を見込んだ買いが観測されており、157円を挟むこう着が崩れれば相場が動きやすいとの見方もある。