日銀の植田総裁が10月30日の会合後の記者会見で物価上昇率が目標の2%に到達したと表明。現行の政策金利1.25%を維持しつつ、今後も利上げを視野に政策運営を続ける考えを示した。
日銀は10月30日の金融政策決定会合後の記者会見で、消費者物価の前年比が2%へ到達したことを公式に表明した。基調的なインフレの動向を含め、今後の物価見通しや政策運営について説明した。
基調インフレ率には複数の指標を用いており、家計・企業・マーケットの将来の物価見通しを測る中長期の予想インフレ率が重視されている。日銀は基調の上振れリスクを依然留意していると指摘した。
政策金利は現行の1.25%を維持しつつ、引き続き利上げを検討する姿勢を示した。2%到達を受け、インフレ予想の上昇を抑制する狙いが読み取れる。
エコノミストのコメントとして、みずほ総研の門間一夫氏が「歴史的瞬間」と評価する一方、到達を“サプライズ”と捉える見方もあった。