米航空大手4社の第3四半期決算では燃料費の高騰が利益見通しを下方修正させ、サウスウエストを除く3社はコスト増が売上を上回る状況が浮き彫りとなった。
米航空大手3社アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空の第3四半期決算では、有効座席マイルあたりのコスト(CASM)が有効座席マイルあたりの売上高(RASM)を上回る水準となり、燃料費の高騰が利益圧迫要因となっている。一方、サウスウエスト航空は新たなビジネスモデル刷新と付帯手数料の活用で売上高を維持し、燃料費高騰下でも収益を伸ばしている。
燃料費の高騰を背景に、4社は通期の利益見通しを下方修正した。ジェット燃料の価格はイラン紛争開始以降、1ガロンあたり約4.74ドルへ上昇し、9割程度の上昇と指摘されている。ダウ・ジョーンズの米航空株指数は1カ月で約10%下落している。ユナイテッド航空のCEOは、今年は航空会社10社中6社が赤字になる可能性を示唆している。