米財務省が長期国債の買い戻しを増額すると発表。これにより市場は流動性確保と長期金利の過度な上昇抑制の両立をめぐるトリレンマを意識したとみられる。
米国財務省は8月19日、長期国債の買い戻し(バイバック)を倍増させる方針を突如発表した。市場では流動性の維持を狙う一方、現状の債券市場が割安と見なされているとの認識を示した。
買い戻しはバイバックの定例的オペレーションの一環であり、金融市場の流動性確保を目的とするが、今回の倍増は金利市場に対してより強いシグナルを送るものと解釈された。発表直後は長期金利が低下する場面も見られたが、翌日には再び上昇へ転じた。
市場関係者は今回の動きが「トリレンマ」とどう連動するかを注視しており、為替・金利市場への影響が今後も継続的に観察されるとみられている。