退職金2000万円を受け取ったケースで、ローン残高1500万円を前提に、変動金利での返済額の推移と新NISAでの運用益を比較する試算が紹介された。前提は残り15年の元利均等返済で、金利が1.0〜3.0%に上がった場合の月額返済や利息総額、年5%運用の結果を示す。
退職金を受け取った後の選択肢として、変動金利のローンを完済する場合と新NISAで運用を続ける場合のそれぞれの影響を試算している。ローン残高は1500万円、残り期間は15年、元利均等返済を前提とする。
金利が1.0%、2.0%、3.0%の場合、それぞれの月々の返済額は約8万9800円、約9万6500円、約10万3600円となり、15年間の利息総額は約116万円、約237万円、約365万円となる。
新NISAを活用し年利5%で運用した場合、金利2.0%の返済を取り崩すと15年後に約562万円が残る一方、1.0%では約741万円、3.0%では約375万円となる想定。
新NISAの枠組みとしてつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円を合計し年間360万円が上限、非課税保有限度額は1800万円で、1500万円を1人のNISAへ入れるには最短でも5年を要する。
また、運用開始直後の大幅下落時には資産を売却して運用資産が減るリスクがあり、退職直後の下落には注意が必要だとして、全額返済と全額投資以外の併用案も検討する状況が示された。
まとめとして、年5%運用を仮定しても理論値でありNISA枠の制約を考慮していない点に留意すべきとの指摘がある。