NTTの現金及び現金同等物が半期で約2,508.04億円増加した。増加の内訳は主に財務活動のプラスで、営業・投資の各収支は大きく異なる。対象期間は2026年4月1日〜9月30日。
NTTは2026年度第2四半期(中間期)の決算短信において、現金及び現金同等物が2,508.04億円増加したと明記した。丸め表記として約2,508億円と記され、期間は2026年4月1日から9月30日までの実績である。
内訳をキャッシュフロー計算書で見ると、営業活動による収支は+463.62億円、投資活動による収支は-14,103.34億円、財務活動による収支は+16,200.21億円、現金及び現金同等物に係る換算差額は-52.45億円だった。これらを合算すると、現金が2,508.04億円増えたことになる。
現金の増加額と営業活動で生まれた現金額は一致しておらず、今回の大きなプラスは財務活動の欄にある。財務活動には借入以外にも返済・配当・自己株式取得等の支出も含まれるため、新たに借りた金額と読み替えることはできない。
投資活動の大きなマイナスは資金の使途次第で解釈が変わる。連結の営業キャッシュフローには銀行業の貸出金や預金の増減も含まれており、通信事業だけの稼ぐ力を表す数字とは読み取れない。