日本のコンテンツの海外展開が加速しており、アジア各地で「秋葉原化」と呼ばれる現象が広がっている。小売・商流との連携強化や大型商業施設の展開が進む。
日本のアニメやゲームなどのコンテンツ人気を背景に、アジアの大都市で日本発の「秋葉原化」現象が進行している。コンテンツ販売店が集積するビルが各地に誕生し、海外市場の拡大を牽引している。
社会学者の中山淳雄氏は、海外市場での成長には小売・商社・金融など他産業との協業が不可欠だと指摘。東京・秋葉原を象徴とするこの現象を、アジア各地の繁華街にも波及していると説明する。
具体例として中国・上海の大型商業施設などが挙げられ、アニメ・マンガ・ゲームの2次元文化を絞った品ぞろえが周辺ビルの集積を促している。日本企業の参入も活発で、アニメイトが弘大などに大型店を構える。
政府は2020年代の海外売上高を20兆円に引き上げる目標を掲げ、制作・商品化・流通を統合する産業構造の転換を提唱。AIの活用や異業種との提携強化が、長期的な成長の鍵とされる。