日本カプセルトイ市場は2025年度に約1960億円へ拡大。3年間で約2.7倍となり、販路拡大と商品の多様化、価格帯の上昇が同時に進んだ。
国内のカプセルトイ市場は急速に拡大しており、日本カプセルトイ協会が公表した2025年度の市場規模は約1960億円となった。2022年度の約720億円から3年間で大幅に増加している。2025年度は前年から39.0%増と見積もられ、同協会はイベント物販や企業オリジナル商品を含めれば市場は2000億円を超える可能性があるとみている。
市場拡大の要因として販売拠点の増加が挙げられ、2024年度時点で全国700店舗超、2026年1月末時点で900店舗以上に拡大した。大型商業施設だけでなくファッションビルや百貨店、駅構内、路面店への設置も進んだ。
商品供給も拡大し、2022年度には月間400種類超、2023年度には約500種類、2024年度には約700種類の新商品が発売された。新規参入も続き、1年間の新商品のリリース数は約1.4倍に増加した。
価格帯は上昇しており、2022年度は中心が300–400円、2024年度は400–500円へ shift。200円商品はほぼ姿を消したとされる。購買層は30–40代へとメイン層が移り、2024年度には20–30代女性を中心に推し活を背景としたコラボ商品が増えた。
市場拡大とともに競争環境も変化し、首都圏の主要都市周辺では専門店の飽和が指摘される。差別化として運営会社独自の店舗づくりやオリジナル商品の開発が重要視されている。