TKCはインボイス・マネジャー2026を使いPeppol形式のデジタルインボイスを森永乳業へ発行し、森永乳業はWAPのHUEデジタルインボイスで受領・保存した。異なるサービス間で実取引を通じたデジタル連携が実証された。
TKCは新たな個別開発を行うことなく、インボイス・マネジャー2026を用いてPeppol形式のデジタルインボイスを発行した。森永乳業はWAPのHUEデジタルインボイスを介して受領・保存を行い、後続の経理処理へ活用する。三者はいずれもPeppolを介した請求書の発行から受領、保存、活用までの一連のデジタル化を実取引で確認した。
背景と意義の要点では、紙やPDFを前提とした業務運用が残る一方で、デジタルインボイスはデータとしての連携を可能にし、手入力や確認作業の削減、ミス防止、経理処理の効率化につながると説明されている。森永乳業は2024年から請求書受領業務の見直しを進め、データ活用を含む全体最適化を目指す。
取り組みの概要では、デジタルインボイス推進協議会(EIPA)の幹事法人として連携を促進しており、TKCは発行環境を提供、森永乳業は受領データを保存・活用、WAPは他サービスとの連携強化を図る。請求書の送受信はPeppolネットワークを経由し、発行側と受領側のサービス差を超えた接続を実証する。
今後の展望として、三者は個別企業間連携にとどめず普及を進める方針を示し、発行企業の移行支援・取引先拡大・バックオフィス改革といった波及効果を狙う。ペポルインボイスの普及が、取引先の多様なサービス間のデータ連携を円滑にするとの見方が示されている。