キヤノンは2026年12月期の連結業績予想を前回公表比340億円減の4兆7660億円と下方修正した。医療機器部門の生産遅延とPCB不足などが売上を下押ししている。
キヤノンは2026年12月期の連結売上高予想を前回公表比340億円減の4兆7660億円と発表した。前期比で0.先計の伸びを維持しているものの、複数要因により見通しを下方修正した。
医療機器事業の生産遅延が売上高ベースで約450億円から約900億円へと拡大して影響している。浅田稔専務は生産システム更新不具合に加え、AI需要を背景とした部品調達の難も響いたと説明した。
通期の事業別では医療系以外の部門でも下方修正がある一方、複合機・商業印刷機のプリンティング事業は上方修正となり、製品ラインアップの拡充が寄与した可能性がある。
全体として生産の正常化は2027年の4-6月期以降を見込む一方、PCB不足や原材料高は解消見込みとされつつも、今後の需給動向次第で回復時期は変動する見通し。