日経平均は前日からの流れを引き継ぎ続落。AI関連株の売りが広がり、英紙の報道をきっかけにオープンAI関連銘柄の動きが市場の重荷となった。
9日前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前日比529円81銭安の6万8512円30銭で午前の取引を終えた。米国市場のハイテク株安の流れを受け、指数寄与度の大きいAI・半導体関連銘柄に売りが広がった。日経平均は序盤に一時892円安まで下げ幅を拡大したが、売りが一巡すると下げ渋り、6万8400円台を中心にもみ合った。
寄り付きは前日比393円61銭安の6万8648円50銭と続落して始まり、その後下げ幅を拡大。午前10時15分時点では一時800円超の下落となり、英紙フィナンシャル・タイムズがオープンAIの年換算売上高が従来の見込みを約200億ドル下回ると報じたことが嫌気された。これによりオープンAIへ出資するソフトバンクグループは前引け時点で4%超安となり、同銘柄が日経平均を約250円程度押し下げた。
一方でTOPIXは1.04ポイント高の4092.50と小幅に上昇。東証プライム市場では値上がり銘柄が全体の78%に達し、値下がりは19%にとどまった。売買代金は約4兆0647億5400万円で、ハイテク株以外には底堅さが見られ、内需系を中心に買いが広がる場面もあった。
市場では今後の国内企業決算の発表に関心が移りつつある。AI関連投資の収益化ペースをめぐる見方の調整が続く中、個別企業の業績動向が相場の方向性を左右するとの見方が出ている。安川電機の決算に注目しており、良好なら支えとなる可能性があるとの声もある。