日本初の自家細胞を用いた再生医療のプラットフォーマーとして、ジャパン・ティッシュエンジニアリングの事業概要と成長戦略がIRインタビューで示された。3事業の構成と今後の上市計画、海外展開の方針が中心となっている。
ジャパン・ティッシュエンジニアリングは「自家細胞を用いた再生医療のプラットフォーマー」を掲げ、再生医療製品事業を中心に、受託事業と研究開発支援事業の3事業体制を整えている。創業は1999年で、長年にわたり大学や医療機関と協力しながら再生医療の社会実装を進めてきた。2024年3月期に黒字化を達成しており、25年以上の実績を背景に製品化と社会実装を両立している。
同社の再生医療製品には自家培養表皮「ジェイス」をはじめとする自家培養軟骨「ジャック」、自家培養角膜上皮「ネピック」、自家培養口腔粘膜上皮「オキュラル」、メラノサイト含有表皮「ジャスミン」などがあり、これらはいずれも患者自身の細胞を採取して培養・移植する製品だ。受託開発や研究支援では大学や医療機関の開発シーズを社会実装へ導く役割を担っている。
成長戦略として、再生医療製品の上市拡大と市場拡大を掲げている。ジャスミンは白斑治療を対象に2025年3月期上市を目指し、Allo-JaCE03は乾燥・同種培養表皮として2026年3月期上市を目標としている。加えて自家培養軟骨の適応拡大にも取り組み、変形性膝関節症の適用拡大を申請中だ。また再生医療受託事業や研究開発支援の成長も追求し、帝人グループと協創して国内外の展開を強化する方針を示している。