鳥取ガスは前社長が会社資金を私的に流用したとして解任し、約10億円を個人口座へ送金した事実を公表。新社長には姉の佐藤陽子氏が就任した。
鳥取ガスは10月2日に記者会見を開き、前社長の児嶋太一氏(47)が、取締役会の承認を得ずに会社口座から個人口座へ約10億円を送金したと説明した。併せて、2023年から2026年8月までに法人カードを私的に利用し、少なくとも2億8200万円を流用した可能性があるとした。
今回の事案を受け、約10億円の送金分については全額返金済みと発表。法人カードの私的流用については現時点で全容がつかめておらず、今後の調査結果次第で刑事告訴も検討する方針。
9月14日に開催した取締役会で児嶋氏を解任し、後任として児嶋氏の姉・佐藤陽子氏が新社長に就任した。新社長は再発防止のためガバナンスを徹底する考えを示し、前社長は私的流用について「事実認識および法的評価に争いがある」とコメントしている。
今後の動向として、追加の調査結果や刑事告訴の有無、再発防止策の具体的な内容などが注目される。