円相場が一時1ドル=158円台前半へ急伸。日米要人会談を背景に日銀の追加利上げ観測と金利動向の波紋が広がっている。
外国為替市場で円は急速に動き、1ドルが158円台前半まで円高・ドル安が進行した。この水準は直近の160円台から一気に1円以上の水準変化を呈している。
日米財務当局と日銀の対話を背景に、追加利上げ観測が市場で強まる。G20財務相・中央銀行総裁会議に合わせた会談で、日銀の植田総裁とベッセント財務長官が対面で意見を交わしたことが強調された。
米財務省は円相場が大幅に過小評価されているとの認識を示し、日本が円安是正に向けた介入・政策措置を強く支持すると発表した。これを受けて市場では、日銀が次回会合で利上げペースを早める可能性が取り沙汰されている。
長期金利は3%の節目を挟んで2.9%台へ低下し、円高と金利動向が互いに影響し合う展開となっている。今後は米国指標や要人発言次第で金利差の動向が市場の焦点となる見込みである。