日銀会合後の円安基調を背景に、トランプ大統領が円安懸念を示したとの報が伝わり、短期的な市場の戻り売りやポジション調整の動きが続いている。
前週の米ドル/円は156.578円の安値から159.035円の高値へと円安が進み、25日には週末前のポジション調整を機に円買い戻しが強まった。材料は日銀会合での政策決定とトランプ大統領の円安牽制発言の二つだった。
日銀会合では0.25%の利上げが決定され、植田日銀総裁は今後も政策金利を引き上げていく方針を示した。一方、決定会合で反対票が2名いたことが、今後の追加利上げの足かせとなる可能性があるとの見方が示された。
25日には片山財務相の発言により、日米首脳会談でトランプ大統領から円安懸念が示されたとの解釈が流れ、円売りの動きが一斉に戻される場面があった。市場は短期的に戻り売りが出やすい地合いへと転じた。