楽天グループの株価は9月末から10月初にかけて変動が目立ち、直近の値動き背景にはフィンテック再編の進展や提携ニュース、決算・業績の動向が重なる状況となっている。
楽天株の直近の値動きとして、9月25日の終値が680.2円、10月2日に662.1円へ下落しており、9月30日には690.4円まで戻す場面を挟みつつ、直近5営業日は上下の値幅が大きい局面が続いている。
事業戦略の観点では、フィンテック事業再編の効力発生と法人所得税費用の計上を10月1日に開示しており、通期見通しにも再編関連費用の計上を見込んでいるとされた。
アナリスト動向として、米系大手証券が楽天グループの評価を中立とし、目標株価を775円と提示、26年12月期の経常予想の下方修正を同日受けているとの報道がある。
製品・技術関連では、楽天とみずほが法人向け新クレジットカードを10月から発行する予定であるとの報道が伝えられた。
決算・業績の面では、26年12月期中間期の売上収益は1兆3,091億円、IFRS営業利益は504億円の黒字転換が確認される一方、親会社帰属中間損失は109億円、モバイル部門の赤字継続が残る構図となっている。
市場心理や業界動向では、携帯事業の独り立ちが正念場とされ、KDDI回線貸出縮小や基地局整備の遅れが取り沙汰され、モバイルの収益改善が焦点とされている。