窪田真之氏の解説で、日本株の短期動向を左右する外国人投機筋と裁定買い残高の関係を整理。2024年以降の推移や中東危機の影響、今後の読み方を図解とともに紹介します。
日本株の動きを支配しているのは外国人投資家で、外国人が買い越す月には日経平均が上昇し、売り越す月には下落する傾向が30年以上続く。特に日経平均先物を扱う海外投機筋の動きが短期の値動きを大きく左右するとの見方を図とともに解説している。
投機筋の動きを映す裁定買い残高の変化が、日経平均の上下と強く連動している。買い建てが増えると裁定買い残が増え、減ると裁定買い残が減少する。2024年以降は裁定買い残高が3兆円を超える局面もあり、8月末時点で約2.3兆円程度で大きな変化は見られないとされる。
長期的な見方は変わらず、日本株は割安で長期的な上昇余地が大きいとの見方。急落・急騰を繰り返しつつ、時間分散で割安な日本株へ投資を継続することが資産形成に寄与すると記述されている。
参考として、日経平均先物の取引動向をより詳細に読むためのデータとして、図3以前の過去の事例も紹介。2018年や2019年の動き、コロナショック時の動き、踏み上げの事例などが説明され、投機筋の動きと裁定残の読み方の理解を深める内容となっている。