公正取引委員会は王子ホールディングスのグループ会社・王子コンテナーが旧下請け法に違反したとして、無償で保管させた費用相当分の支払いと再発防止を勧告した。期間は2024年6月から2025年11月まで、対象は段ボール製造を委託した取引先の印版など計9610点。
公正取引委員会は、王子コンテナーが自社や顧客が所有する印版などを下請け業者に無償で保管させたとして、旧下請け法に基づく違反を認定し勧告を行った。対象期間は2024年6月から2025年11月までで、印版や木型、金型を用いた製品を発注する予定が長期間ないにもかかわらず、計9610個を無償で保管させたという。
同委員会はこの行為を「不当な経済上の利益の提供要請」に該当すると判断した。王子コンテナーは調査に対し、取引先との保管費用の合意を本社から工場へ伝えていたと説明しているが、十分に浸透していなかったとした。
同社は一部の下請け業者には保管費用の一部をすでに支払い、今後も残りを支払う意向を示した。公正取引委員会は今後の再発防止措置と費用相当分の支払いを勧告した。