ニューヨーク市場でドル円が一時156円台へ下落した。日銀の会合を受けた円高の影響は限定的とみられ、12月の利上げ観測が依然として残る。本文では米株安の影響やECBの動向にも触れている。
きょうのニューヨーク為替市場では、ドル円が序盤に売られ、一時的に156円台へ下落した。ドル安の動きが先行しつつも、円高がドル円を押し下げる形となったが、後半には下げを戻した。取引は月末の実需の影響が大きかった可能性が示唆された。
日本銀行の決定会合の結果、政策金利は据え置かれ、植田総裁の会見も行われた。ただし円高要因としての影響は強く見られず、追加利上げの時期について新たな手掛かりは示されなかったとの受け止めがあった。一方で前日の米株式市場の急落が影響したとの指摘もあった。
ユーロドルは時間帯後半に戻り売りが優勢となり、1.1135ドル付近まで下落。ユーロ円は上値が重く、175円台での推移が続いた。ECBの利上げ見送りや FranceのGDPマイナスなどが相場の重荷となっているとの観測もある。市場では12月の利上げ確率が高水準で織り込まれているとの声がある。