シルバーレイクがワークデイ買収を協議しているとの報道を受け、ソフトウェア株の評価回復機運が再燃するとの見方が広がっている。市場関係者はこの動きがAI影響下の株式評価に対する新たな信認材料になる可能性を指摘している。
投資会社のシルバーレイクが人事・財務管理ソフトのワークデイ買収を協議していると伝えられ、買収が実現すればソフトウェア株の評価が回復するとの見方が広がっている。具体的な取引条件は明らかになっていないものの、協議の存在が市場に伝わったことで、ソフトウエア分野の評価低下に対する懸念が和らぐ可能性があるとの指摘がある。
フローラルのように、ワークデイの株価はこのニュースを受けて急騰し、8月14日には前日比で約18%上昇し時価総額が510億ドルを超えた。投資家は大型買収が実現すれば、プライベートエクイティ企業がソフトウェア分野へ引き続き関心を持つことを示すとみている。
この動きは、AIの発展により従来型のソフトウェア需要が圧迫されるとの懸念を背景にした市場の過剰な評価を是正する可能性があるとの見方を生んでいる。決済・通知といった企業業務の幅広い分野での統合が進む中、長期的には大手ソフトウェアプラットフォームへの需要を支えるとの見方もある。
市場関係者は、ワークデイ買収の成立がソフトウエア・サービス指数の下支えとなり得ると指摘する。モルガン・スタンレーのアナリストは、買収が実現すれば同社の市場での地位と社内業務自動化の将来性が再評価される可能性があると判断している。