ファインデックスの連結子会社が医療文書生成AI「CocktailAI」の臨床試験結果を公表。眼科の模擬患者記録6症例でAI草案を医師が修正する群が手動作成を上回り、作成時間が短縮された。論文は国際誌PLOS Digital Healthにオンライン掲載された。
ファインデックスは、連結子会社のフィッティングクラウドと京都大学医学部附属病院が共同で実施した臨床試験の成果をまとめた論文が、2026年10月27日に国際学術誌「PLOS Digital Health」にオンライン掲載されたと発表した。検証対象は生成AIを活用した医療文書向け文章生成ソリューション「CocktailAI」で、電子カルテの記載内容から退院サマリーや紹介状の草案を生成し、根拠となるカルテ記載を対比表示してハルシネーションや事実誤認のリスクに対応することを目指している。
臨床試験は眼科の模擬患者記録6症例を用いたパイロット無作為化比較試験で、眼科医師21名を対象としAI草案を医師が修正する群、医師が手動作成する群、人間の確認を挟まない群の3通りで退院要約と紹介状の作成時間と品質を比較した。結果としてAI草案を修正する群は多くの品質項目で手動作成を上回り、退院要約の作成時間は平均約59.4秒短縮した。一方でAI単独の出力は最短だったものの品質が基準を満たさなかった。
同社は今後、院内文書作成システム「DocuMaker」との連携や単体版「CocktailBar」などラインアップ拡充を進める方針を示している。