名古屋発の中堅外食企業3社が、規模拡大よりも特定の競争力で高収益を示した。ヨシックスHD、ブロンコビリー、光フードサービスの3社がそれぞれの武器を活かした決算を公表した。
今週の外食決算は大手の横並びに対して、中堅の尖った武器が強い収益性を示したという対比が明確になった。売上規模の拡大よりも自社の一点の武器に資源を集中する企業が利益を伸ばしている。名古屋発のヨシックスHD、ブロンコビリー、光フードサービスはいずれも「単一エッジ」を軸に高収益を叩き出している。
ヨシックスホールディングスは売上高210億円規模、通期予想230億円の水準で推移し、居酒屋セクターで高い営業利益率を維持している。出店は駅前一等地を避け、住宅街寄りの2〜3等立地に集中させ、内装内製化で初期投資を抑え、低コスト運営を実現している。
ブロンコビリーは2026年12月期第3四半期(1〜9月累計)で営業利益が前年同期比48.7%増の約44億円となり、客単価を上げつつ既存店の客数も伸ばしている。炭焼きや釜炊き、サラダバーなど高付加価値の提供を通じて、2,000円〜3,000円台の客単価で“他にはない体験価値”を訴求している。
光フードサービスは名古屋地盤の立ち飲みモデルで、10坪〜15坪の小型店舗を中心に展開。坪月商30万〜40万円を稼ぐ高効率を武器に、2桁増収増益を維持している。小規模店舗の利点を生かし、食材の鮮度とスタッフの熱意に資源を集約している。