米財務省が長期国債の買い入れ消却上限を20億ドルから40億ドルへ拡大すると発表。これを受けドル安が一時進行したが、ドル円の見通しは当面上値の重い展開が予想される。
19日から20日にかけての為替相場で、豪中銀副総裁のインフレ認識や英国CPIの伸びが伝えられ、米財務省がバイバックの上限を拡大すると報じられた。これにより米債利回りが低下し、ドル売りが優勢となった場面があった。FOMC議事録の公表内容では、インフレ鈍化の見通しと政策引き締めの可能性が依然議論されており、今後の金融政策動向が注目された。
ドル/円の見通しでは、最新の情報を受けて158円近辺までの動きが見られたものの、長期金利の推移や原油動向を見極める必要があるとされた。注目指標として8月20日の経済指標・イベントが挙げられ、日米の雇用関連データや日本の物価指標の発表が予定されている。
株式・債券・商品市場の動向では、日経平均や米株価指数の動向、長期国債利回りの動きなどが併せて報じられており、市場全体のリスク感度が変動していることが示された。
ドル円のレンジ予想は157.1円台から158.9円台とされ、米財務省のバイバック拡大が短期的なボラティリティ要因となった可能性がある。今後は米債利回りの動向と原油相場、イラン情勢の影響をにらみつつ、上値は重い展開が想定された。