古野電気は舶用事業の拡販を追い風に、2027年2月期の通期業績予想を上方修正した。第2四半期は増収増益で、下期も売上高・営業利益とも過去最高を狙う見通しとなっている。
古野電気は、2027年2月期第2四半期決算のポイントとして売上高が増収となり、舶用事業の中国市場向け新造船・漁業機器販売の拡大が寄与したと説明した。産業用事業ではITSや防衛装備品の売上拡大、無線LAN・ハンディターミナル事業では文教市場の案件が順調に進んだ。これにより粗利が大幅に増加し、販管費の増加を補って営業利益も大きく伸びた。
通期の業績予想は上方修正され、商船向け市場の新造船・機器換装・保守サービスの需要が堅調に推移する見込み。下期の部品価格上昇を織り込みつつも売上高・営業利益ともに過去最高の更新を目指すとしている。為替感応度としてドル1億4,000万円、ユーロ1億3,000万円程度の影響を見込んでいる。
連結業績予想の修正は、売上高が1,580億円、営業利益が210億円、経常利益が220億円、当期純利益が170億円を見通す内容で、年間配当は210円を見込む。なお、為替レートは対ドル159円・対ユーロ184円を前提としている。2031年期の成長ストーリーでは、Sensing Beyondの下でソリューション提供の拡大とサービス事業の比重を高める方針を示した。