8月の東京都区部消費者物価コア指標が公表され、エネルギー補助金等の要因を除いた系列や刈込平均・低変動品目CPIが前年同月比で拡大。物価の基調が強まっていると評価され、日銀の早期利上げ判断を後押しする可能性が示唆された。
東京都区部版の消費者物価のコア指標について、8月分を用いた試算が公表された。本稿は特殊要因を除く系列、刈込平均、加重中央値、最頻値といった指標を日銀が賃金・物価の関係分析に使う値として算出した点を説明している。
8月の各指標は、生鮮・特殊要因除く系で7月比+0.2〜+0.3ポイント拡大、刈込平均および低変動品目CPIの上昇幅も拡大した。都区部家賃の影響で加重中央値の伸びが特に強く出ている点が指摘される。
全国ベースでは低変動品目CPIが拡大しており、都区部の上昇幅を差し引いても多数の基調指標の加速が確認できる。これらの動きは日銀の早期利上げを支える要因とみなされている。
本資料は日銀の政策動向を直接示すものではないが、物価の基調が強まっているとの評価が示されており、今後の指標動向に注目が集まる。