日水コンを代表とする日系3社の共同企業体が、フエ市の水環境改善事業フェーズ2の準備調査を受注し、契約を2026年10月に締結のうえ業務を開始した。事業は2027年10月までの1年間を履行期間とする。
日水コンを代表企業とする日本水工設計、クリアウォーターOSAKAの3社からなるJVが、JICAよりフエ市水環境改善事業フェーズ2の準備調査を受注し、契約を締結して業務を開始した。対象地域はフエ市で、北中部地方のフオン川流域に位置する。今回のフェーズ2は下水処理設備の拡充と浸水被害の軽減を目的とする。
履行期間は2026年10月から2027年10月までの1年間。フェーズ2の計画には日量3万m3規模の下水処理場建設、約117kmの下水・排水管敷設、11か所のポンプ場建設、護岸工事などが含まれる。対象地域の汚水処理能力向上を図る。
準備調査では自然・社会条件や公共用水域の水質、既存排水施設、戸別接続、汚泥管理、運営・維持管理体制などの詳細を調べる予定。日水コンはこれまでの上下水道分野の知見を活かし、フエ市の下水道事業の持続的発展に貢献する方針。
フエ市は世界遺産の文化都市であり、フェーズ1ではフオン川南側の排水処理が整備された一方、川北側は対象外で浸水や処理能力の課題が残っていた。今回のフェーズ2で両地区の処理能力と洪水対策の強化が期待される。