Amazon経由で日本市場に進出したTORRASは2016年以降、実店舗4000店超へ拡大し、安売りに頼らない高品質戦略で急成長を遂げている。10周年を迎えた現在、日本発の製品企画へとローカライズを加える取り組みも進む。
TORRASは2016年にAmazon経由で日本市場へ参入し、2023年には同ECのスマホケース市場でトップ3に入った。以降はオンラインの成功を踏まえ、ヨドバシカメラやビックカメラ、ドコモ、KDDI、ノジマなど実店舗へ展開を拡大し、取扱店舗数は全国で4000店舗を突破した。
同社は“安売り”を市場参入の最優先手段にはせず、高品質を武器とする路線を貫いている。0.01ミリ単位の加工精度や1000トン級の耐久テストなど、開発・製造コストをかける姿勢が大手量販店や大手キャリアへの安心感につながっている。
現在の主力製品として、累計販売2000万個を誇るスタンド付きケースがある。単なる保護ケースを超え、動画視聴や撮影を支えるギアへと機能を見直すことで市場の受け入れを得ている。
今後は東京オフィスでの現地採用を進め、日本発の製品企画を目指すローカライズも進行中だ。EC発ブランドが安価なネット商品から“お店で選ばれる上質なブランド”へと変化するケーススタディとなっている。