22日午後の為替市場でリスク回避の円買いが復活。日経平均の下落を背景にドル/円は一時156円台へと下落した。
22日(木)の為替市場では日経平均株価の下落が進み、韓国・台湾市場の下落も重なって株式環境に不透明感が広がった。この流れの中、AI投資をめぐる不透明感が強まり、円を買い戻す動きが優勢となり、リスク回避の円買いが復活したとの観測が報じられた。日経平均は6万3000円台を割り込み、株価の下落が円高・ドル安の要因となった。これによりドル/円は一時156.69円前後まで下落した。
米国の経済指標では、米新規失業保険申請件数が19.4万件と市場予想を下回り、約3カ月ぶりの低水準となった。4週間の移動平均も2022年9月以来の水準まで低下し、米国経済の景気動向が為替市場に影響を与えている。
長期金利の動きとして米10年債利回りが5.0%を割り込み、低下幅を拡大した。AI投資の不透明感に加え、中東情勢の緊張や欧州の財政・政治情勢に対する警戒感が投資家の安全資産への逃避を促したとされる。
本日のドル/円の見通しとしては、株価の動向が主な変動要因となり、株価が下落を続ける局面では円高が進む可能性があるとの見方が示されている。日足の雲下限が見通しの近い下値目途として挙げられている。