来週のドル円相場は158円が戻りの壁として意識され、日本と米国の金利動向が主因となる展開が見込まれる。日銀とFRBの利上げ観測が市場の焦点となり、来週の材料が続く。
今週のドル円は、一時160円台まで上昇した後急落し、158円台付近が戻りの抵抗帯として意識されている。8月の米利上げ観測が頭に残る一方、日銀の追加利上げペースと財政の懸念が円相場の動きを左右すると見られる。
来週の焦点は日本の4-6月期GDP改定値と5年国債入札で、GDPが上方修正されれば日銀の利上げを後押しする材料となる可能性がある。長短金利差の動向が円高・円安の転換点を決める要素として重要視される。
米国では3年・10年国債入札やCPI・PPIの発表が続き、長期金利の動向とインフレ指標がドル円の大きな推移要因となる。財政支援策としての国債市場の流動性改善策が長期金利の上昇圧力を和らげる可能性がある一方、CPIが強いとドル高・円安の戻りが想定される。
ドル円のテクニカル分析では、158円0銭前後の水準が抵抗帯として意識され、長期・短期の移動平均線がこの水準付近に重なる。下値は155円前後が重要領域となり、割り込むと154円台へ向かう可能性がある。