日銀が前回会合の議事要旨を公表。米欧の利上げ転換を踏まえ、追加利上げのペースと幅を機動的に調整する局面変化が指摘された。
日本銀行は11月5日、前回の金融政策決定会合の議事要旨を公表した。基調物価が2%に近づく中、物価の押し上げよりも安定化を重視する局面変化が指摘され、米欧の中央銀行の利上げ転換も踏まえ、利上げのペースや幅について機動的な対応を求める声があった。
9月会合では賛成多数で追加利上げを1.25%程度とする決定を下した。中には中東情勢の影響を受けつつAI関連需要が景気を緩やかに回復させているとの認識を共有する委員もあり、基調物価上昇率が2%に近づく中、緩和環境が続くとの見方があった。
一部の委員は基調物価を「2%程度の水準で安定させていくことが重要」と指摘し、政策の局面が変化したとの考えを示した。別の委員も従来の見解を踏まえつつ、新たな局面に対応する姿勢を示した。