高島屋が着用されず眠るスーツを再生し、ブルゾンなど衣料品として国内6ブランドと共に販売を開始した。回収量は約3200kgで、価格は3万円台から15万円台を想定している。
高島屋は7日、着用されていないスーツの生地を再生して衣料品へと再利用する「Depart de Loop」プロジェクトの一環として、日本橋店を含む国内6店舗で販売を始めた。回収キャンペーンで集めた約3200キログラムのスーツを原料に選定した。
再生生地は約17%程度を使用しており、1年以上かけて生地化した。イタリアのバルスターやウガンダのブジガヒルなどが、日常着として着用できるブルゾンやパンツを製作した。高島屋ではパターンオーダーのジャケットやコートも取り揃える。
今回の商品は6店舗で展開され、売り場には回収済みスーツ由来の素材を用いた什器やハンガーも使用。全体の価格帯はおおむね3万円台から15万円台で設定された。
7日に開いた説明会でバイヤーは、スーツのリサイクルが難しいと言われた中、サプライチェーンの工夫で実現できたと語った。今後も10月に回収キャンペーンを実施予定で、休眠スーツを使った衣料品開発は27年にも及ぶ方針。