株式会社Listerは、キオクシア・SanDiskの総額約5兆円投資を起点にした需要波及データベースの提供を開始した。半導体工場の大型設備投資が波及する領域を、6機能・35領域に分解して関連企業を整理する。
データベースの提供を開始した背景には、日本国内で発表された約5兆円の投資計画を起点に、半導体製造に関わる需要の波及を体系的に把握する狙いがある。Listerは、半導体工場の設備投資によって生まれる需要を、工場建設から材料、保守・物流に至るまで広く追跡する情報基盤を公開した。
データベースは、需要を6つの機能・35の領域に整理し、各領域に関連する企業の名称、所在地、関連商品・サービス、半導体分野との接点、サプライチェーン上の位置づけなどを収録している。これにより、投資波及に伴う取引機会や取引経路の把握を目指す。
キオクシア・SanDiskは2026年8月27日に、日本国内の四日市工場・北上工場の生産設備と関連インフラを強化し、2032年までに総額5兆円を投資する計画を公表した。北上工場の3棟目となるK3棟の整備やBiCS FLASHの生産能力向上が含まれる。
データベースは、土地整備・設計・工事統括・製造棟建築・クリーンルーム設備・製造装置・材料供給・輸送・保守サービスなど、6機能の下に整理され、装置導入前段の需要まで追跡できるよう設計されている。企業名・所在地・商品・サービス概要などを網羅し、関連企業の探索を支援する。