北陸電力の志賀原発2号機の再稼働審査資料に216か所の記載ミスが判明し、安全性を左右する数値にも誤りがあった。原因はデータ整理の不備と新たなデータ解析176ケースの追加による体制の乱れで、今後は整理・統合を進め厳格なチェックを行う方針とされている。
志賀原発2号機の再稼働審査資料に216か所の記載ミスがあり、安全性の根幹をなす津波の高さや断層の長さなどの数値も誤っていたことが報じられた。北陸電力側は、データの追加解析と周辺地震の教訓を踏まえ、チェック体制に不備が生じたと説明している。
今年6月の規制委員会の会合では“普通ではない”など厳しい表現で原因究明を求める指摘があった。再稼働審査は中断状態にあったが、現時点では早期再開の見通しが示されている。
2日の会合で北陸電力は、能登半島地震を受け断層評価の見直しと176ケースの新データ解析を追加したことにより、チェック体制に不備が生じたと説明した。規制委は再発防止を求め、準備が不十分な資料は提出しないよう指摘した。
今後は大量データを断片的に処理するのではなく、整理・統合した上で厳重にチェックを行い、資料転記の徹底を図るという。志賀原発2号機の再稼働審査は、これらの対応を踏まえ11月中旬にも再開される見通しだ。