金価格が再び高水準へ回復する中、日本株の恩恵が見込まれる20銘柄を、王道の大型株から時価総額約100億円台の小型株まで幅広く紹介します。2026年8月25日時点の情報に基づく特集です。
2026年の金相場は年初の急騰後に大きな調整を挟み、再び上昇基調となっている。LBMAのデータによれば、1月29日に最高値の1トロイオンス=5,501.70ドルを記録した後、7月1日に3,978.55ドルまで下落したが、8月25日には現物価格が約4,645.67ドルまで回復し3カ月超ぶりの高値圏に浮上している。国内では田中貴金属が同日14時時点の金小売価格を1グラム=26,231円、買取価格を25,875円と公表しており、円建て金価格は高水準を維持している。
世界全体の金需要は2026年上期で2,522トン、金額ベースは過去最高の約3,800億ドルに達したとWorld Gold Councilが報じた。一方、金価格の上昇恩恵は鉱山・製錬・回収・取引・リユース各分野で分散して現れる可能性があり、金を“持つ会社”以外でも業績に影響が及ぶ可能性がある。
今回は金価格への感応度が比較的高い資源・製錬株を軸に、都市鉱山・貴金属回収・商品取引・リユースまで対象を広げて20銘柄を選定した。8月25日時点で時価総額が約174億円のアサカ理研や約119億円の日産証券グループ、約100億円台の中外鉱業といった小型株も含まれている。金高が全銘柄に同様に利益をもたらすとは限らず、原材料価格・在庫評価・ヘッジ・取引量・事業構成によって感応度は異なる点に留意する。