ベトナムで工業用不動産の需要が急増。今年1月〜9月のFDI実現額は210億ドルを超え、登録済みFDIも過去水準に達した。10月には現地で新たな無菌紙カートン工場と宝飾品工場の起工・開設が相次いだ。
ベトナムの工業用不動産市場は外国資本の新規投資と既存設備の拡張に支えられ、需要が急速に高まっている。公式統計によると、今年1月から9月のFDI実現額は210億米ドルを超え、前年同期比で12.1%増加。9月30日時点の登録済みFDI総額も503億米ドルに達し、前年同期比で76.4%の伸びを示している。この傾向は過去5年間で今年1月〜9月として最高水準とされる。
具体的な動きとして、10月1日にはパンドラグループがホーチミン市VSIP 3工業団地に総額1億5000万ドルを投じて宝飾品工場を開設し、年間生産能力は最大6000万個で、グループ全体の生産能力の約50%増に相当する。10月10日には王子グループがドンナイ省ロンタインハイテクパークに敷地5万7000平方メートルの無菌紙カートン包装工場を建設する起工式を行い、投資総額は1億1000万ドル、2028年の操業開始を目指し、年産80億個のカートンを生産し200人以上の雇用を創出する予定とされた。これらの動きは、工業用不動産市場の成長を牽引する原動力として位置づけられている。