メニコンの使用済みコンタクトレンズケースの回収・再資源化を進める「1Caseプロジェクト」が、一般社団法人産業環境管理協会主催の令和8年度資源循環技術・システム表彰で「プラスチック新技術賞」を受賞した。再生材の高品質化と受入・回収の社会実装検証が評価されたとされる。
メニコンは、使用済みコンタクトレンズケースの回収と再資源化を推進する「1Caseプロジェクト」が、資源循環技術・システム表彰で「プラスチック新技術賞」を受賞したと発表した。本件は、PPを主体とする素材の再生材化とそれを支えるデータ基盤づくりの取り組みが評価されたものである。
受賞は、資源・エネルギー使用の削減やリデュース・リユース・リサイクルの推進、循環経済への移行に貢献する技術・製品を顕彰する趣旨に基づく。今回新設の同賞は、先進的な資源循環を実現する事業・取組を対象としていると説明されている。
メニコンは2024年からSIPの課題の一環として「1Caseプロジェクト」を推進。使用済みケースの再生と良質な資源回収ルートの確保を目指し、国内ブランド多数のケースを対象に特性調査・強度試験を実施。ナノテラスを活用した分析や自己組織化マップによるデータ蓄積も進めている。
ケース素材は無色・無臭のポリプロピレンで構成されており、再生材データバンクの構築や自動車部材等への用途拡大を視野に入れている。回収面では店舗・自治体・企業等の利用者の協力を得た受入スキームの検証と高品質PP再利用の実証を進め、事業化に向けた取り組みを続けている。