欧州市場は反落。ロンドンのFTSEは銀行・資源株の下落が重しとなり、欧州主要指数も総じて下落して取引を終えた。来週の英欧経済指標や企業決算の発表を控え、展望が不確実さを増した。
ロンドン市場でFTSE100は4営業日ぶりに反落し、FTSE250は0.63%安、FTSE350の銀行株指数は2.33%安で推移した。バークレイズは3.5%下落し、流動性を巡る規制の監査報道が影響したと伝えられる。銅価格の下落を受け、資源株の下げも目立ち、アングロ・アメリカンは4.1%、グレンコアは3.3%下落した。航空宇宙・防衛株と公益事業株も下落した。
欧州株式市場では CAC40 が1.11%安、IBEXが1.49%安と総じて調整局面。フランスの金融機関はBNPパリバ、クレディ・アグリコル、ソシエテ・ジェネラルが2.5〜3.4%下落。カルフールは2.2%、ウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールドは2.1%下落。STOXX欧州600銀行株指数は2.07%下落、STOXX欧州600航空宇宙・防衛株指数は1.43%安となった。一方、テクノロジー株指数は0.70%上昇。
今週はソ SAP、ノキア、バークレイズなどの決算発表が予定され、欧州金利市場ではフランス国債利回りの上昇が観測された。フランス国内で抗議活動が拡大したことが財政への不確実性を高め、ドイツ・イタリアの長期債利回りも上昇。欧州全体の市場動向は政治・財政リスクの影響を受けつつある。
為替・債券ではユーロ/ドルが1.12付近、ユーロ圏長期債利回りの変動が観測され、ドイツ10年債利回りは3.4%前後、イタリア10年は4.58%近辺へ上昇。十年債利回りの格差は縮小傾向だが、依然として不透明感が強い。