ミルボンは上期の好調を背景に通期予想を上方修正し、18億円の自社株買いを実施すると発表した。海外は米国を中心に成長を牽引しており、今後の戦略にも注目が集まる。
美容室専売のヘアケア・染毛剤大手のミルボンは、2026年12月期の上期決算で売上高が26878百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益が3347百万円(同72.7%増)と大幅な増益を達成した。特に海外売上高は7884百万円(同24.7%増)となり、米国市場の拡大と代理店体制の強化が寄与した。国内ではヘアケア溶剤の堅調と新ブランドの提案が寄与している。
これを受け、上期の実績を踏まえて通期業績予想を売上高55,600百万円(前期比5.2%増、従来比+8億円)、営業利益6,550百万円(同15.9%増、同+2.5億円)へ引き上げた。為替前提は1米ドル150円・1ユーロ180円に設定されており、中東情勢による原材料コスト増の影響を織り込んでいる。新製品の投入と国内市場の回復も今後の要因として見込まれている。
同時に18億円の自社株買いを実施する方針を発表した。取得期間は2026年8月12日~12月17日、上限は90万株。株主還元は配当性向を50%程度とする累進配当方針を継続する。次期中期経営構想(2027-2031)では海外の成長と国内の再成長、資本効率の改善を軸に据える考えが示唆されている。