クレハは上期の連結最終利益を従来予想の50億円から66.7%上方修正し、期全体の黒字見通しを据え置いた。1Qの利益率は前年同期比で大幅に改善している。
日本電解系樹脂の化学メーカー、クレハは2026年8月7日の大引け後に決算を発表し、4-6月期(第1四半期)を含む上期の連結最終利益を従来予想の50億円から66.7%上方修正した。第1四半期の最終利益は4-6月期の結果として前年同期比で2.1倍の42.8億円となり、売上高営業利益率は6.4%から13.8%へ改善した。
一方、通期の連結業績予想は従来の黒字75億円を据え置いた。上期の修正に伴い、2027年3月期の中間期および通期の見通しには変更はなく、原材料や価格改定の影響を踏まえた内部見直しが行われたとの説明があった。
同社は修正の理由として、農薬の出荷時期変更などにより売上高が前回予想を上回る見込みであること、農薬の売上増加や持分法投資利益の増加により営業利益が前回予想を上回る見込みであることを挙げた。これに伴い、税引前中間利益および親会社の所有者に帰属する中間利益も前回予想を上回る見込みとされた。
4-9月期の上期業績予想の修正はあっても、今後の通期予想は現時点で従来数値を維持する方針。事業ポートフォリオの見直しや固定資産関連費用など、将来の業績に影響する要因の動向は今後の開示を待つことになる。