中国稀土集団が盛和資源の支配権取得を目指して協議を進めている。成立すれば盛和の海外権益の一部に関係するMPマテリアルズの3%株式の支配権が移る可能性がある。
中国稀土集団は盛和資源の支配権取得を目指し、交渉を進めていることが事情に詳しい関係者の話で明らかになった。協議は今年初めから続いており、北京の希土類産業への支配を強める意図が指摘されている。
取引が成立すれば、盛和資源が保有する海外資産の権益の支配権が移る可能性がある。具体的には米国の希土類企業MPマテリアルズの3%株式が対象となるとされる。MPマテリアルズは米国防総省を筆頭株主とする企業である。
盛和資源は昨年、オーストラリアのPeak Rare Earthsを買収しており、中国政府系の大手希土類企業との取引が海外資産にも影響を及ぼす可能性が指摘されている。関係者は取引の成否や具体的な条件は不透明だと述べている。
中国稀土集団は5つの国有企業の再編を通じて2021年に設立され、国内最大の重希土類元素の供給元とされる。
中国稀土集団、盛和資源、商務省は本件のコメント要請に応じていない。