テレビ朝日とKDDI、KDDIスマートドローンが石川県能登地域の複数拠点に設置した常設ドローンポートを使い、災害時の映像伝送と報道の実証を実施した。約15分で離陸し、現地上空の映像をテレビ朝日へリアルタイム伝送する狙いを検証した。
テレビ朝日とKDDI、KDDIスマートドローンは2026年10月7日、石川県能登地域において複数の常設ドローンポートを活用した災害報道の実証を実施した。大規模地震発災直後を想定し、能登地域7か所に設置されたドローンポート「Skydio Dock for X10」を用いた。映像はテレビ朝日が独自開発した受信システムを通じてニュースサブへ取り込まれ、即座に報道へ活用できることを確認した。現地の様子は複数のポート上空から同時に撮影され、テレビ朝日へ伝送された。
東京のKDDIスマートドローンのオペレーター2人が4機のドローンを同時運航し、広範囲の状況を撮影する体制が機能した。定点飛行と事前設定ルートによる広域飛行を組み合わせ、発災直後の状況把握から被害状況の詳細確認までをカバーできることを確認した。これにより避難や安全確保に資する映像取得の可能性が示された。
今後は災害発生時のドローン運航と報道連携の運用フローを高度化し、ドローンポートを活用した災害報道体制の構築を進め、全国どこでも初動情報を迅速に収集できる社会の実現を目指す。講演はKDDIグループのビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2026」で行われる予定で、2026年10月28日が日程として案内されている。