双葉電子工業が防災科研の公開デモで自社産業用ドローンFMC-02Qを用い、悪天候下の飛行検証を実施した。雨量最大300mm/h、風速12m/sの条件を再現し、機体の挙動とセンサー・音声機能への影響を評価した。
防災科学技術研究所の大型降雨実験施設で開催された公開デモンストレーションで、双葉電子工業は自社の産業用ドローンFMC-02Qを用いた検証飛行を行った。災害現場における雨量・風況を再現し、悪天候下での機体挙動やセンシングの課題を明らかにすることが目的とされた。
実験は非GPS環境の施設内で実施され、高度維持モードで手動操縦を行い、降雨と風の条件を段階的に変えた。最大雨量は300mm/h、風速は12m/sまで再現され、機体の姿勢安定性や搭載カメラ映像、音声発信用スピーカーへの影響を確認した。IPX3相当の防水性能、耐風15m/s、最大40分飛行などの機体仕様も併せて検証された。
結果として、雨量300mm/hかつ風速12m/sの環境下でも飛行は可能であり、機体挙動やセンサー情報に有意な異常は認められなかった。一方、強い降雨下ではカメラの雨滴付着により映像視認性が低下することが確認された。
今後は取得データを元にカメラやセンサーの情報取得性能向上に取り組むほか、悪天候下での飛行能力と現場での情報収集能力の検証を進める方針だ。