野村證券の8月の投信人気ランキングで米国大型テック系ファンドの人気が復活し、新設の野村構造変化日本株ファンドが第6位に初登場した。
野村證券の投信人気ランキング8月のトップには、前月2位だったフィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコースが返り咲き、これにより米国大型テック・グロース株を中心としたファンドの人気が再び高まっている。一方、日経225連動系のインデックスファンドは順位を下げ、eMAXIS日経225インデックスが第5位へ後退するなど国内株インデックスの動きは全体として軟化している。新設ファンドとして野村構造変化日本株ファンドが第6位に入った。
7月に新設された野村構造変化日本株ファンドは、中長期の構造変化を投資観点とし、上位銘柄にはみずほフィナンシャルグループ、日立製作所、東京エレクトロン、アドバンテストなど大手企業が挙げられ、組入銘柄数は117銘柄。8月末時点の上位10銘柄には国内の大手企業が並ぶが、日経平均の銘柄とは異なるTOPIX系の構成が見られる。
国内株式市場の不安要因として長期金利の上昇が指摘され、10年国債利回りは3%台へ上昇。日銀の金融政策の転換観測もあり、今後の金利動向が国内株式の投資判断に影響を及ぼす可能性がある。一方、米国市場ではエヌビディアの決算発表が予想を上回り、S&P500を含む米株ファンドの動向にも影響を与えそうだ。
8月の月次リターンではフィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンドDコースが3.0%、eMAXIS S&P500インデックスが3.3%と国内株式ファンドと同程度の成績となり、マグニフィセント・セブンと呼ばれる大型テクノロジー株ファンドの再評価が進んでいる。S&P500は8月初旬の最高値圏での推移がみられ、決算材料と相まって今後の展開が注目される。